「TRIANGLE」、あれこれ

 演劇女子部「トライアングル」も中盤を越えていよいよラストスパートに入ってきましたね。年に一度、我々娘。ヲタが演劇熱に浮かされるこの季節。今回も娘。界隈では様々な意見や感想の応酬が飛び交っていますね。特に今回はα編とβ編の二作に分かれているから尚更その解釈を巡って熱い議論が交わされているようです。
 
  さて、今回の男役の主役2人であるアサダとキリ中尉ですが、キリ中尉、人気がありますねえ。確かにりほりほ演じるキリ中尉は格好よかったです。長髪イケメンで戦の天才でありながら、不器用な愛を貫く一途さも持ち合わせている。それなのにどこか抜けててクスリと笑わせてくれる一面もある、なんてもうズルいですよね(笑)。少女マンガのヒーローの典型じゃありませんか。また演じるりほりほがさらに格好いいものですからそりゃあ人気も出ますよね。
 でもアサダも格好いいんですよ。特にβ編のアサダは、なんかtouma的にはグッとくるものがありましたねえ。愛する人と愛してくれる人との間で揺れながら、最後はローズウッドを選ぶアサダに思い入れをしてしまいました。これは年齢も関係しているのかもでしょうか(笑)。憧れよりも、地に足の着いた想いを選びたくなるのはおっさんになった証拠かもしれませんね。toumaもローズウッドのように一途に想ってくれる人が欲しいです(笑)。

 ストーリーとしては、やはり二作を通してアサダとローズウッドの関係性の方がより深く描かれている分、思い入れもしやすいんですよね。前回も言いましたが、もう少しでよいのでサクラ姫とキリ中尉の関係性を描けていたならば、よりこの2人にも感情移入ができたのでしょうにね。そこだけは残念ですね。
 でもまあそれも含めて良い舞台であると思います。観劇後にあれこれと思いを巡らすことができるのも舞台の醍醐味でありますし、なによりも贅沢な時間であります。もう時間さえあればサントラをリピートしてストーリーの補完を妄想しています(笑)。

 
 やはりもう1回ずつ観たい衝動を抑えきれなくなったので、最終日の2公演を観に行けるように現在必死で仕事を調整中です。チケットは何とか確保したのであとは時間調整だけです。
 αもβも二度観ることで、さらにいろいろと見えてくるものもあるでしょうし、今から楽しみです。DVDもいいですが、やはり舞台は生で観劇するのが一番ですから、体感したものをまた感想として書けたらいいですね。