二度ファンになりました!

 土曜日は夏かと思うくらい暑い一日でしたね。そして日曜日は春らしい陽気、なんかもう季節感がバラバラですよ。日本に四季があるのはいつまでなのか、50年後には無くなっているのか、なんかそんな気にさせられる今日このごろです。気が滅入ってきたから月曜日もしっかり定時に帰ることとしよう。っていつものことか・・・。
  こんばんは、toumaです。


  
  さて、4月15日(日)に行われた安倍なつみコンサートツアーin松戸昼公演に参加して参りました。北海道に娘。さん達が遠征している間に浮気・・・もとい娘。のルーツを研究しにいってきた次第であります。土曜日に行われた公演のセットリストから、最新ミニアルバム『ヴァンサンク』がメインになっていることを知り急遽iTunesからダウンロードして行きの電車の中で聴き込むという、なちヲタのみなさんからはお叱りを受けても仕方の無いダメぶりですが・・・。正直ピロリンもシツレンジャーも無く、おいらが一番好きな「空LIFE GOES ON」も無いという内容にテンション下がりぎみだったわけですが、このヴァンサンクを聴いていてなっちの新しい可能性を見せ付けられた思いがして、電車の中でグングンテンションが上がっていったのでした。何でしょうこの浮遊感と安定感の不思議な融合は。つんくPが一切関わらない楽曲の中でなっちは一つ殻を破って別の境地に至っていたんですね。


 
   こうして楽しみを抱えつつ会場に着くと、なにやら緑のTシャツを着た方がやたら多いじゃありませんか。これは新垣界隈の方が自らの推しのリスペクトするなっちを応援に来たのかと思ったのですが(事実おいらは多少そうした面があったのは事実ですが)、何のことはない、今回のツアーTシャツが緑だったわけです(笑)。しかしこれはなんか嬉しい光景でしたね。ガキさんがリスペクトして止まないなっちのイメージカラーが同じになるんですからね。単なる偶然であることは百も承知しつつ、「なっちの魂を娘。で継承する者はやはりガキさんなんだ!」と一人アフォなテンションの上げ方をしていた娘。ヲタなのでした。
  会場は3階まであるのですが、最初から3階は閉鎖されていました。1階と2階は、まあほぼ9割は埋まっていたかと思います。超満員と言えないのは少し寂しい気もしますが、逆に今の等身大の人気が反映されていたと思います。開演前の会場全体が大人しめだったは年齢構成が高めだからですかね。もちろん公演開始3分前くらいからはいつものハロコンっぽくなりましたがね。



  
  今回は生バンドを従えてての公演ということで、一体どんな感じになるのか期待八割の不安二割だったのですが、いやはや不安なんてまったくもって杞憂にすぎませんでした。それどころか改めて生バンドの素晴らしさを実感させていただきました。打ち込みの音の無い生の楽器と歌手の歌声が織り成す空間の心地よさを久しく忘れていましたね。そして楽器にまったく力負けしていないなっちの歌声に彼女の成長を感じ取れてとても嬉しくなりました。そこにいたのはアイドルでも元モーニング娘。でもない、独りのアーティストとしての25歳の女性がいました。なんか今日改めておいらは彼女のファンになってしまいましたよ。娘。の顔としての彼女ももちろん大好きでしたし、ソロになってからのこれまでの活動も好きでしたが、今日からはまた違った意味で応援していきたいと思いましたね。
  もちろん変わらないところもまたなっちらしくて、MCなんかで話す内容はもうワールドそのものでしたね。何かもうホント可愛らしくて温かくて、そしてちょっぴりアフォで(笑)、これがあるからこそなっちなんだなあとも納得でした。


 
  生バンドでのセッションは最高でしたね。途中でかぐや姫を歌ったりと面白い試みもありましたし、「とうもろこしと空と風」をバンドマン達も前に出てのセッションはこれまで参加したハロコンではまったく無かったことで楽しかったですね。ここでなっちのマイクが急に音がでなくなるというハプニングがあったのですが、その時会場のお客さんが歌ってなっちをフォローするシーンに鳥肌が立ちました。これは生バンドならではの出来事でしたし、何ごとも無く演奏を進めるバンドマン達も、会場から歌声が流れているのに併せて演奏を続けている姿がめちゃくちゃ格好良かったです。すぐに代えのマイクをスタッフが届けにきたのでわずか20秒程度の出来事でしたが、これだけで今日参加した価値があると思いました。なっちは愛されているなあと改めて実感した次第でした。(ちなみにその時とっさに歌詞が浮かばなかったおいらはやはり新参の娘。ヲタなのだと別の意味で改めて実感した次第です・・・・。古参の娘。ヲタならびになちヲタのみなさんホントすみませんでした)
 

 
   もう一つ特徴的だったことは、生バンドだからかとにかく手拍子と拍手が多かったことですね。PPPHももちろんあるのですが、それは固定している曲においてのみでして、特に今回のヴァンサンクの曲についてはまったく無くて、手拍子と拍手の連続でした。これがまたとても心地よくてですね。他のアーティストでは当たり前のことなんでしょうが、ハロヲタには非常に新鮮な出来事でした。これってハロプロの新しいスタイルとしてやっていけるんじゃないですかね。特にエルダー組のコンサートでは最適だと思いますよ。PPPHで乗るところは乗って、聴くところは聴いて、手拍子・拍手をするところは目一杯手を叩く、そんなスタイルもあっていいですよね。何というか、大人なヲタスタイルとでもいうのでしょうか(笑)、そんな楽しい空間に仕上がっていたと思います。



  
  なっちを見ていて、なっちの歌への覚悟を垣間見る瞬間があるのですが、今日はそれをとても柔らかな方法で示してくれました。仮にハローが無くなったとしても、たとえ場末の会場であっても、それが何年かに一度の機会になったとしても、それでも歌うことを続けていく気迫というか覚悟をなっちからは感じるんですよね。こうしたものを感じるハロメンって実はそんなに多くはないんです。そして仮に感じたとしてもそれを実現しているメンバーはさらに少なくなるんですよね。裕ちゃんなんかからはそれを特に感じるんです。裕ちゃんは決して恵まれた環境にはありませんが、それでも定期的に歌を歌う機会を自ら勝ち取ってきました。いまでは恒例となってきた誕生日公演やクリスマス公演なんかそうですよね。歌うことへの情熱とパワーを感じるんですよ。だからおいらは裕ちゃんが好きだし、コンサートに足を運ぼうって思うんですよ。そこには娘。もハローも関係ない絆があると勝手に思っています。だから仮に娘。から離れることがあったとしても裕ちゃんは応援しているんじゃないかと思っているくらいです。
  今日なっちもそんな存在にtoumaの中でなりました。娘。もハローも、その他も関係なく、なっちが歌い続ける限り応援していきたいなあって思えました。それも気負いとか熱情とかではなくごくごく自然な感じでね。一年に一回かもしれないけれどもなっちのコンサートがあれば必ず一度は参加していくし、新曲を出せば聴いていこうと思いました。そう思わせてくれたのはなっちの気持ちの部分がとても大きいですね。参加してくれたファンに対しての態度の素晴らしさは今更言うまでもありませんね。こうした姿勢は是非後輩達も見習ってもらいたいです。情熱を持ち実力を練り、そして周りにいる人達に感謝を忘れない、そしてファンにその真摯な姿勢を常に見せていく、そんな素敵なアーティストになっちはなろうとしています。このツアーはその第一歩となることでしょう。だからこそたくさんの方に会場でそれを感じて欲しいです。

  
  今日は何やらなっちにやられてしまった一日でした。はあ〜、ホント嫁さんに来てくれないかなあ、などとアフォな夢を見たくなる素敵な女性になっていました。ふ〜っ・・・、叶わぬ夢は布団の中で空しく見ることにしよう・・・。おやすみなさい。