広い世界を知る

春の訪れは別れと出会いの季節。職場でも転勤の流れが押し寄せてまいりました。なんか切ないなねえ。こんばんは,toumaです。



 本日の「とくばん」は現役娘。とOG娘。が集合という企画でした。まあはっきり言って現役娘。ファンには厳しい結果であったと言えますが、それではOG達はみんなが凄く目立っていたかというとそれもまた大いに疑問。toumaの結論は、結局のところは中澤裕子がいる側かいない側かの違いでありました。貴さん曰くの「味が薄い」現役娘。達ですが、それを別の言葉で表せば世間一般に対してのとっかかりが強いかどうかということです。例えば「矢口は背が小さいけど一番元気」みたいなね。そういった意味では「十代のメンバーの中で一人だけ25歳以上」とか、「アイドルなのに三十路扱い」といった元祖娘。のとっかかりである裕ちゃんに敵う存在はいませんよ。幾多のアイドルグループに埋没せずに娘。が成功できた最大のとっかかりの持ち主なんですからね。しかも経験を積んでトークをまわしたりイジッてもらったりする立ち回りは年季入りまくりですからね。とてもとても十代の現役娘。達が簡単にたちうちできるもんじゃないですよね。
 くやしいけれども今の世間一般の意識をデフォルメしたのが今日の「とくばん」なのでしょうね。娘。なりハロプロを追っているtouma達こそが異質になってしまう厳しい世界が広がっているわけですよ。芸能界という本来的には狭い世界の中のさらに狭い世界にいるのがハロプロ界隈なんですよね。その中で人気を得ていたとしてもそれは限られた空間での出来事にすぎず、外の世界にはまったく伝わっていかないんですよね。その壁を打ち破るのは並大抵のことではないと思っています。


 そういった意味でも本日配役も決まったミュージカル「リボンの騎士」はその大いなるきっかけになって欲しいと思います。
 今回は楽曲面でもつんくの手を離れて完全に宝塚が製作のようですから、はっきり言ってハンパない高いレベルが要求されてきます。
 昨日の娘。DOKYUにても仮歌デモテープでの練習の否定や同じ歌い方=個性の欠落の指摘がされました。デモテープについては、これまでの娘。メンバー達の成長の方法論の真っ向からの否定ですし、歌に個性がないとはいみじくも専門家によって現役娘。の現状を指摘されてしまいました。ファン以外の人達にはそう思われているんだとはっきりと言われてしまったわけですよね。
 これからレッスンを進めていく中でこのようなことはもっともっと出てくるでしょう。でも、外の世界にはまったく違う方法論があって、まったく違うレベルの世界が存在するんだということを知ることが出来るのは望外の幸せなんですよ。その経験がきっとこれからの彼女達の芸能生活に役に立ちますし、何よりもモーニング娘。としての自分のあり方を再確認できるはずです。ある意味完成されているモーニング娘。的なもの全てがリニューアルされて、いろんなものが増強されると思います。その過程の中で歴代のモーニング娘。の先輩達が創り上げてきたものを超えたもっともっと広い世界に行ける可能性があると思っています。8月の公演をやり終えた後どのようなモーニング娘。が生まれるのか非常に楽しみになってまいりました。


 ミュージカルは何度も経験している娘。ですが、今回のははっきり言ってそれまでのとは世界が違います。これはまったく新しい挑戦と考えていいのではないでしょうか。少なくともtoumaにはそう思えて仕方がないんですよね。
 8月に何かが起こる、そんな期待が高まってきております。これは心して望む必要がありそうですね。
 
 今日からせっせとお金を貯めようっと。