愛サファイヤはもっと輝ける!

 先日の格闘技で桜庭戦が議論されているようです。試合結果は桜庭の完勝ではあったのですが、その前にパンチを浴びて桜庭が意識朦朧となっているのに止めなかったのがオカシイとのことでした。前田さんがかなり強い抗議をしているようですね。たしかにそれは正論ではあるけれども、結果的にはあのピンチをしのいで桜庭は勝ったわけだし、そういった攻防を見せてこそのプロのファイトだと思うんですけどね。もちろん選手の命に関わることですから判断は早めにするべきですが、少なくともあの時の桜庭の目は生きていましたよ。戦う意思と能力を保っている選手を、ただピンチだからといってすぐに止めてばかりいては総合格闘技の未来は暗くなってしまうと思うのですがね。まあとにかくも桜庭の勝利は嬉しい限りです。
 こんばんは、toumaです。




 
  ここ数日体調が思わしくなかったので日曜日は家でゆっくりしてました。土曜日の「リボンの騎士」観劇も多少頭痛を抱えて会場入りしたため実はテンションは低めでした。キャンセルも頭をよぎったのですが、それは娘。ファンの誇りが許しませんでしたからね。劇が始まればそんなことは忘れてメンバー達に見入っておりましたが、公演終了後はやはり思わしくない体調がぶり返してしまいました。なもんで本来なら土日2公演を楽しむべきところを断念した次第であります。でも来週は体調を万全にしてまた参加したいです。連戦するかは未定ですがとにかく一度は参加しますよ。
 コンサートはまた見られるけれどもミュージカルはホント分かりませんからね。来年あるかは分かりませんし、あったとしてもこれだけ質の高いものが得られる保証はありませんから、出来る限りこの「リボンの騎士」は体感しておこうと思っております。

 
  さて、昨日の日記でも申し上げましたが、toumaはミキティの魔女へケートが断然お気に入りであります。これを見るためだけに通ってもいいかなと思えるくらい素晴らしいです。この魔女へケートの存在が物語を引き締めてくれていますし、単純な勧善懲悪ではない深みを舞台に与えております。サファイヤよりも魅力を感じるのはtoumaの好みですが、サファイヤとは対の存在として重要な役どころであるのは間違いないと思います。登場機会は決して多くはないのですが、それでも観客の心を鷲掴みにしていきますよ。下手をすると主役のサファイヤを食いかねない存在ですよ。ですから次回参加した時にはサファイヤの反撃を期待したいですね。愛ちゃんがどれだけサファイヤの心を自分のものとして表現するかにかかってきますからね。二つの魂を持って生まれてしまった者の苦悩や、人を愛する感情とそれを押し殺さなくてはならない悲しみとか、まだまだ愛ちゃん演じるサファイヤには伸びシロがたくさんあると思いますからね。今の愛ちゃんのサファイヤも素晴らしいのですが、ここはさらに高い到達点を期待したいですね。


  少し愛ちゃんには厳しいことを言ってしまいましたが、現時点でのサファイヤもそれはそれは見事であるのは間違いないんですよ。特に姫になったときの美しい立ち居振る舞いは絶品でしたね。あれならフランツ王子が一目ぼれするのも当然だろうと思えますからね。
  ただ、あれで命を懸けてまでも守りたいと思える存在になったかというと実はあのシーンだけでは疑問が残るんですよ。それはサファイヤの方にも言えることでして、あれだけで命を投げ出すぐらい大切な相手になるのかなあという疑問が出るんですよね。
  しかし一日経って考えてみて思ったのですが、これは映画ではなく劇であり、しかもミュージカルなわけですから、そうした心情や心の変遷は歌で観客に伝えていくのが求められるのですよね。普通の舞台であればもっとセリフや芝居で演出できるのでしょうが、歌に割かれる時間が長いミュージカルでは、物語の展開をセリフで追わせて、登場人物の感情の揺れは歌で表現していくものなのでしょうね。だから単純にセリフや立ち居振る舞いを追っていたのでは物語の補間が足りなくなってしまうのでしょう。ミュージカルを観劇するには想像力が必要なんだなあと改めて考えさせられました。場面場面の変化やセリフに捕らわれていてはその先にある深い感動には行き着かないのでしょうね。だからこそ愛ちゃん演じるサファイヤにも、梨華ちゃん演じるフランツにももう一歩先にある所に観客を導いて欲しいのです。お互いが思いを交わす歌のシーンでもっと感情を爆発させる歌が歌えたら、toumaが最初に感じた疑問はきっと吹き飛ぶ筈ですからね。今のままではそこまでには到達していないと思うんですよ。「愛ちゃん上手いなあ」ぐらいで終わってしまうんですよね。それではいけないんですよ。歌で物語を完成させる域にまで達しないといけないんですよ。難題ですが、愛ちゃんならきっと到達できるはずですよ。
 

 次回観劇した時には、どう成長したサファイヤに会えるか、今からホント楽しみです。