「あなたに会いたい」

  世間は夏休みですが、この時期の営業が一年で一番忙しいtoumaには無縁のものです。例年娘。の現場の無い8月はいつもキツイ想いをしているのですが、今年はウキウキで働いていますよ。これを乗り越えればリボンだ〜!と思えばアフォな上司の命令も笑って聞き流せますからね(従うんじゃなく聞き流す、ここが重要ですよ。現場を知らないアフォの言うことなんか聞いていたら取れるものも取れませんからね)。 あ〜もう毎年8月ミュージカルやってくれないかなあ。
 こんばんは、toumaです。



 
  昨日買った「リボンの騎士CD初回限定版」をずっと鬼リピしまくってます。いやはやホントこれはヤバイですわ。何がヤバイって聴いていると無性にコマ劇に飛んでいきたくなってヤバイです(笑)。そんでもって今朝から聴いていたら「行かずに後悔するなら、行って後悔しよう!」と自分を納得させて新宿に向かっちゃいました。開演10分前に到着してチケット売り場に並びS席を購入、23列とまあまあな位置が提示されたので即ゲットして会場入りしました。席に着いてみると通路前の端というゆったり観られる良席でした。これなら充分充分と満足して開演を待っていると、後ろの列の男女が「ゴマキは出ないの?」「なっちの妹もいるんでしょ?」という会話を交わしているのが聞こえて参りました。そのあまりにもハロプロ音痴な会話の流れに笑いを堪えながらも、こうした人達も見に来ていることに嬉しくなりました。会場を見渡しても家族連れや女性グループなんかもあちこちに見受けられて、コンサートとは違う客層がいることに気が付きます。こうした人達に少しでもモーニング娘。の素晴らしさが伝わるといいなあと思うと共に、このミュージカルならきっと大丈夫だぞ!という確信も持っている自分がいました。それもまた嬉しかったですね。特に小さな女の子が多かったのは娘。の未来にとっても重要なことでしょうね。それだけに自分も含めた周りの大人(ヲタ)の態度が重要になるので気を使いますね。まあ特別な事をするわけではなく、普通に観劇していればいいだけなんですけどね(笑)。でも昨日今日もフィナーレは全員座って手拍子で応援していましたし、良い観劇態度であったと思いますよ。当たり前と言われればその通りなんですが、モーヲタを前に娘。本人達にラブマを歌わせておいて全員座らせておくというのは凄いことですからね。まあそれだけみんな今回のミュージカルに敬意を持っている証拠です。



  開演を待っていると突然席変更を希望されまして、17列と変わって欲しいとのことでした。正直ゆったりと観られるこの席から動くのは気が進まなかったのですが、それでも10列台は経験がなかったので了解して交換しました。しかし「推しメンが良く見られるから」という彼の理由は未だに謎です。23列の真ん中からやや左側って誰が良く見られるんでしょうかね?まあ人それぞれだからいいんですがね。
 17列の左側の席に移動して座ってみるとこれがまたビックリでして、「近い!」と思わず唸ってしまいました。舞台がホント近くてメンバー達の表情も肉眼で確認できるレベルでした。左側は愛ちゃんがハケていくことが多くてさらに近く感じましたね。これで一桁台だったら一体どうなってしまうのか怖いですね。一度体感してみたい気もしますが、一回で近い席よりも二回観劇する機会を作る方がいいですね。まあ20列台でも充分ですよtoumaは。正月の横浜アリーナ3連戦全て宇宙席だったのに比べればホント神のレベルですから。



 
  さて、本日は松浦亜弥さんのフランツ初日ということでしたが、さすがあややだけあってソツなくこなしていましたね。ダンスのステップでは多少ぎこちない所もありましたが、歌はもうさすがの一言でしたね。男性としての歌声がしっかりと歌えていましたし、歌うたびにフランツ王子を自分のものにしているのが分かりましたね。最後のサファイヤを看取るシーンでの慟哭も他の二人とはまた違った感動を与えてくれました。梨華ちゃんやなっちと比べるとあややフランツはより常識人な印象がありました。三人の中で一番自分の立場やら置かれている状況を客観視できているかなあというのがtoumaの勝手な脳内妄想であります。また三人の中で一番他国の王子という印象が強いですね。ヲタ的視点で見てしまうので、娘。メンバーではないあややはやはり外部者であって、それが他国の王子という役にピタリとはまっていましたね。あと魔女へケート役のミキティがフランツに愛されたいと願うのもアヤミキだからよりガチに感じられてせつなさも倍増ですよ(笑)。
  とにかくも初日ということで緊張していたのでしょうが、公演中はまったくそれを感じさせませんでしたね。特に「あなたに会いたい」の熱唱はtoumaの心に深く深く伝わってきました。この歌が大のお気に入りのtoumaとしましてはあややバージョンも聴けて感動でした。それにしても男装のあややはホント凛々しくて素敵ですわ。サファイヤが一目ぼれするのもさもありなんと納得させてくれますよ。来週の週末も観られるので、これからの数公演でどう成長していくのか楽しみです。


 
  今日は出演者全員の歌が乗っていた気がしますね。昨日も良かったのですが今日の方が声量が大きく出ていたと思います。長い公演ですから調子の良し悪しはあるでしょうが、最後まで頑張って欲しいですね。その頑張りも観客次第だと思いますので明日以降もたくさんの方に参加してもらいたいですね。
  三回公演を見ると次が何という展開が分かるのですが、それでも常に新鮮な感動が得られます。それもこれも全て素晴らしい歌とそれを全力で歌うメンバー達があればこそでしょう。歌によっては声が裏返ってしまう所もありますが、それも含めて感動しますよ。感動は技術だけでは伝わらないものですからね。
  そんな中で昨日今日と改めて感心させられたのがよっすぃ〜の歌唱ですね。「大臣の願い〜魔女」での熱唱は観る者をグイグイ引き込んでいきますよ。舞台が暗い照明になりスポットライトで照らされた先に二つの影が連なり、悪に身を染める様子を演出していますが、そこによっすぃ〜の歌が加わることで迫力が一段と増していきます。その強い情念ゆえに魔女を呼び込んでしまうという展開が素直に理解できます。そして魔女へケートのミキティとの輪唱は物語のその後の展開からいっても重要なパートとして観客の意識に刷り込まれていきます。このシーンがあるからこそその後魔女へケートが登場するシーンが引き立つわけですし、だからこそサファイヤと魔女へケートのやり取りも際立ってくるという意味でもここは重要なシーンですよ。そのシーンが見事に決まることで舞台の成功も約束されます。事実周りにいた一般客のみなさんが息を飲んでいるのが伝わってきました。ここらへんから「アイドルのミュージカル」という意識が消えて、一つの舞台の出演者として彼女達を観始めているのが自分でも分かるんですよね。きっと初めて観た娘。ファン以外の人もこのシーンからモーニング娘。という名前が意識から消えて役名で出演者を見ているんだと思います。
   よっすぃ〜に注目することでまた新しい魅力が発見できました。次に観る時はきっとまた違う魅力が発見できるでしょうね。ホントこの「リボンの騎士」は中毒になりますわ。こうして書いていても聴いているのは「リボンの騎士」だし、聴いているとまたまた観にいきたくなってしまうし、もうもうヤバ過ぎですね。秋ツアーに備えて貯めておいたボーナスを叩いてしまいそうな勢いです(涙)。
  でもこうした熱に浮かされたような情熱を娘。に感じるのは久しぶりなんで内心とても嬉しいんですよ。初めてコンサートに参加し始めたころの、とにかく娘。に会いたい!あの現場にいきたい!っていう気持ちと同じなんですよね。
 この「リボンの騎士」で、toumaは二度目の娘。ファンになってしまったのかもしれません。



 「これが恋とは いまでも分からない 分かるのは、あなたに会いたい」このフレーズが今のtouma全てですわ。