娘。の女神が宿るのか

 このゴールデンウィーク後半中は、ずっと食っちゃ寝食っちゃ寝しておりまして(苦笑)、酒も飲むしで、もうもう最近励んでいるトレーニングの成果を一週間で台無しにしそうな勢いです。これを書いている最中でも傍らにウィスキーグラスが置いてあるし、まったくもっていかんですわ。まあね、今日は飲んでもいいですよね。昨日の余韻を楽しみつつ、少しの寂しさを一緒に飲み込んでいるんですから。ふっ、今日のおいらはハンフリーボガード並みだなあ。・・・・って、お呼びでないですか、こりゃまた失礼いたしやした。
  こんばんは、toumaです。



   素敵な卒業式から一日明けて朝から余韻に浸っていました。本日おいらはお・や・す・み・だったものでして、いえいえサボったわけではありませんよ(汗)、ゴールデンウィークの前半に全て休日出勤していた振替休日というわけです。おかげで昨日の疲れも完全に抜けました。明日からまた頑張って働きますよ!
   朝の情報番組では日テレのズームインとフジのめざましTVが昨日の卒業の模様を報じてくれていました。両局とも少なからず好意的に取り上げてくれていまして、嬉しく思いました。っつ〜か、ハトリさんとあやパンって結構ヲタ的だと感じているのはおいらだけですかね。大塚さんはもう言わずもがなですがね(笑)。あやパンなんて短い時間で中国娘二人加入のことにも触れてくれましたしね。ありがとうあやパン!なんかそれだけで嬉しくなってあやパン推しになっちゃうアフォヲタでした(笑)。


 
  さてさて、昨日のよっすぃの素晴らしさは本当にもう特筆するべきものでして、凛々しく、格好良く、そして愛情溢れるその姿に、会場に居た全ての者が魅了されておりました。そして同時に彼女が卒業することの必然性もまたしっかりと感じさせてくれました。娘。ではやれることを全てやり抜き、これから新しいステップに向けて歩みだす姿をしっかりと目に焼き付けさせてくれました。
  これまでのメンバー達の卒業も感動的なものでしたし、旅立つ者達は全ていい顔をしていたのですが、今回は、ファンも含めてみんなが納得して送り出せた数少ない例ではないかとおいらは思っています。何人かは「政治的」とまではいいませんが、別の事情を勘繰りたくなる面も多少あったのですが、今回ばかりはみんなで、『卒業おめでとう!』って言えたコンサートだったんじゃないかなと思っております。それもこれも、ここまで頑張り抜いたよっすぃと娘。メンバー達の努力の賜物でありますので、今改めて感謝したいですね。



  
  メンバーからの挨拶も、心のこもったものであり、また飾らない素直なものであったと思います。小春なんかはもっと号泣するかと思っていましたが、しっかりと話していましたからね。実はトークの能力もこれからミラクル級の実力を発揮していくかもしれませんね。その潜在能力を感じました。愛佳はさすがと思わせる落ち着きぶりでして、いやホントあの娘の落ち着き具合ってのは一体どこから出てくるものなのか不思議なぐらいです。これからも小春と好対照の良きコンビとして期待したいですね。
  
  亀ちゃんの『吉澤さんのことが今好きになりました』にすかさず『今かよ!遅せ〜よ!』と突っ込むよっすぃが最高でしたね。その後も『いつもテキトーって言われるけど、今のこの気持ちはテキトーではない』とかなんとか、亀ちゃん言うたびにドツボにハマッていってましたね(笑)。そんな亀ちゃんがまた好きですわ。この時のやりとりはホント笑えて、これが卒業セレモニーだと一瞬忘れさせてくれました。
  そしてさゆはもう見ていて安心感がありましたね。場の空気を読むことに関しては卓越した感性を持っていますから、発する言葉も場に沿ったものでした。でも、期待されることで悩んでいたことがあったりしていた事実を披露してくれましたね。そしてそれに気付いたよっすぃが何も言わずにぎゅっと手を握ってくれたとか、ホント泣けてきますわ〜。
  こういう何気ないエピソードこそファンが聞きたいものですし、そういったものを無意識にでも行えるこの娘は凄いですわ。なんかですね、タレントとして成功するかどうかは分かりませんが、一人の人間として、そして女性として大成するのは実はさゆなのかなとか思っちゃったりしました。
  

  れいにゃはねえ、もう泣くことを期待されている娘ですから(笑)、だから思いっきり号泣してもいいのですが、おそらくよっすぃから固く指令が出されていたのでしょう、泣くまいと必死に頑張っておりまして。しかし昨年のハロコンで『まこっちゃんが一人で変顔しているのを見て、それで癒されていました』と言ってしまったツケなのか、自身が変顔をやらされる羽目になりました。いやよっすぃ、いくらなんでもあれはやり過ぎでしょう(笑)。でもれいにゃも戸惑いつつも良い思い出になったんじゃないかなあ。
  今回のコンサートではれいにゃの圧倒的な成長を目の当たりすることが出来て、おいらの中のれいにゃ熱はかつて無い程高まっているんですよ。クルクルと猫のように変わる表情を追っていくだけでもコンサートに参加する価値があると思わせてくれます。恐らくもの凄く高い意識と誇りを持って今の境遇に立ち向かっているのでしょうね。そんな彼女だからこそ、こうした卒業セレモニーで見せる等身大の少女の姿が好感を持って受け止められるのだと思います。とにかくですね、おいらこれからは熱烈にれいにゃを応援していくことをここに宣言いたしますぞ!
 
  

 
  さて、いよいよここから我らが五期メンバー二人に移っていくわけですが、いやはやホントこの二人は期待通りと言うか、それ以上のものを見せてくれました。期待に応えてこそスターなのだとしたら、あの瞬間二人は間違いなくスターでしたよ。
  

  ・・・・愛ちゃんはねえ、初めはしっかり話していたんですよ!(苦笑)。それはもう見事に(あくまでも愛ちゃんレベルではありますが)言葉を選んで話していたんですよ。それが途中からいつも以上のグズグズ愛ちゃんになってしまいまして。なんていうんですかね、たぶん愛ちゃんは高ぶった感情を真正面から受け止めてしまうんでしょうね。それを逸らす術というか、ごまかす術が未発達なんでしょうね。多少なりとも斜に構えた所があればもう少しキチンと自分を保っていられるんでしょうがね。良く言えば純粋、悪く言えば単純、でもね、それもこれも含めて愛ちゃんなんですね。まだ二十歳の女の子ですから。世間一般の娘から見れば十分以上にしっかりしていますし、話もできますよ。
  そしておいらはですね、これでいいのだとも思っています。もちろんサブリーダーになるのに、一番泣きじゃくって取り乱しているのは今後少しは直した方がいいとは思いますがね(笑)。でもこのように素直に感情をみんなの前で出せるということは、それだけ今の自分の位置に確かなものを感じているからではないでしょうか。自分をさらけ出しても受け止めてくれる環境(メンバーであったりファンであったり)があるからこそのあの姿であったのではないでしょうか。加入からいいしばらく「優等生」的なキャラでいて、どこか殻に閉じこもっていた所があった愛ちゃんだったではないですか。二年前の彼女からあの姿は想像できませんよね。関係者席で観ていた娘。OG達にはどう映ったのでしょうかね。
  ややもすると自分をさらけ出せない弱さこそ指摘されてきた部分だったのですから、少なくともそこは一つ突破したわけですよ。話をまとめるとか、場の空気を読むとか、そういったことは大人になれば嫌でも身についていきます。でもそれで失っていくものもまたあるんですよ。
  今はもう少しこんな高橋愛が見ていたいです。これが見れなくなった時、それが愛ちゃんの「その時」なのでしょうからね。だからあと少しだけグズグズな愛ちゃんでいて下さい。



  そしてそしてガキさんですよ。ガキさんには時として言葉の女神が宿る瞬間があります。もしかしたらモーニング娘。を見守る女神が、ガキさんを通じておいら達ファンに語りかけてくれているのではないか、そんな空想すらしてしまいます。先日の横須賀コンにおいてもそうでした。実はtoumaもあの場におりまして、感動の空間に身を置けた幸福をかみしめたのです。その時の言葉はこうでした。
 『今日は本当に目に見えない力に支えられて、もちろん目に見える(みんなの)力にも支えられて、乗り越えることができました』
  ファンの声援が高まれば高まる程、彼女は珠玉の言葉をおいら達に伝えてくれるのです。これまでもそうでした。『私はモーニング娘。が大好きです。そして私達を応援してくれるファンのみなさんがもっともっと大好きです』という言葉に、推しの垣根を越えて感動の輪が広がったのも記憶に鮮明に残っております。


  そして昨日、SSAにてまたガキさんに言葉の女神が宿りました。いや、モーニング娘。の女神が宿って彼女に言わせたといった方が正しいでしょうか。
  

 『吉澤さんがいなくなると、私の中のモーニング娘。が(みんな)いなくなっちゃうんですよ』


  この言葉が発せられた時、会場は笑いとどよめきに包まれていました。そして次の瞬間みんなが笑顔でありました。もちろんいろいろな受け止め方があったでしょうが、少なくともガキさんがこの言葉を発することに違和感を持った者は誰もいなかったと思っております。
  あの会場に居た全員が、そして全国の娘。ファンの全てが、多かれ少なかれ思っていて、でも口に出すのは憚っていた言葉のど真ん中を発してくれちゃいました!

   凄えよ!ガキさん!見事だよ!やっぱりあなたはおいら達モーヲタの頂点にいるお方だよ!


  きっとガキさんにとってのモーニング娘。っていうのは今でも憧れの存在以上のものなのでしょうね。キラキラと輝いている存在なのでしょうね。そしてそこに自分が身を置いていられることに本当に幸福を感じているんでしょうね。そして多少の畏れもあったのでしょう。『自分がここに居ていいのか』と。メンバーとしての自信はもちろんもうあるでしょうし、後輩達を含めた今のモーニング娘。に対しても強烈な自負があると思います。でも理屈じゃなく、ガキさんにとってのモーニング娘。とは憧れそのものなのでしょうね。そしてガキさんの中にそうした気持ちがあるからこそ、幾多の珠玉の言葉が紡がれていくのでしょう。

 
  そしてね、きっと昨日ガキさんはそうした憧れとしてのモーニング娘。に一つのケジメをつけたんじゃないかと思っています。もちろんモーニング娘。大好きっ娘としての部分はこれからもあり続けるでしょうが、それ以上に自身が娘。の歴史を創っていく覚悟を固めていると思っています。今日から新垣里沙の新たなモーニング娘。を自ら創り出していく決意でいると思いますよ。破壊と継承という相反する二つの命題を、彼女ならきっと果たしてくれることでしょう。その様をおいらはこれからも共に見守っていきますし、これからもマジで応援していきますよ!ガキさんある限りおいらはずっとモーヲタですぞ!



  ・・・なにやら愛ちゃんとガキさんの項になったら熱く語りだしてしまいました。お陰で恐れ多くもミキ様に触れる時間が無くなってしまいました(笑)。いやホントすみません。おいらやっぱり五期メンファンなものでして、五期を語りだすと止まらなくなるんですわ。
  ミキ様についても多々語りたいことがありますので、また明日以降に改めて書いていきたいと思います。とりあえずリーダーミキ様においら期待大であることだけは申し上げておきたいと思います。


 
   とにかくもまだまだモーニング娘。ってやつはおいらを魅了して止まない存在でありますわ。そろそろヲタ卒業して将来を考えなきゃいけない年齢なんですがね・・・・。こればっかりはもう、運命と思って受け入れるしかありませんね。だからせめてなっちが嫁さんに来てくれる夢を見ながら寝るとしますか。
 
 ・・・散々娘。を語ってきて最後はなっちかよっ!っていうツッコミはなしでお願いしますね(笑)