楽曲の力

  ただいま長期休暇中です。今は完全に仕事を忘れています(笑)。仕事を完全に忘れるためには、仕事を完全にやりきっていないとできないものです。「あの仕事大丈夫かな?」とか心配だったらオチオチ休んでいられないですよね。だから今回は一か月前から綿密に休む段取りをしておきました。休みを充実させるためにしっかりと働くって、逆説的ですが結構いい仕事をするためのコツだと思う今日このごろです。今日も暑い中頑張って働いている部下達に感謝です。上司は、まあ責任者なんだから頑張ってください(笑)
 こんばんは、toumaです。

 
 7月に入ってから怒涛の新曲イベントラッシュにハロコンと、娘。達の頑張りはtoumaの普段の仕事っぷりが恥ずかしくなるくらいの忙しさでした。みんな本当にお疲れ様でした。あと、現場ヲタのみなさんの頑張りも凄かったですね。各イベントも大盛況で、その勢いが少しづつ各メディアを動かして、「モー娘。健在!」「モー娘。復活か!」というソースが出回っておりました。
 新曲「one two three」のオリコン3位、10年ぶりの初動販売10万枚数超えという快挙は、シングル50枚目ということもあって多少は大手マスコミも取り上げておりました。ここ数年で完全にAKBの軍門に従ったような形の大手マスコミですが、無視しようとしても無視しきれないニュースは載せざるを得ませんからね。そして取り上げてみたらメンバーの8割が加入2年以内の新人で、しかも魅力的なメンツが揃っているんで、これは使わな損だろうっ!てな感じで取り上げていますね。昨日のめざましTVなんてその典型ですね。新曲発売時のロケの扱いは酷かったですが、おそらく現場のスタッフ達は今のメンバーの清々とした明るさとガッツに触れて、次もまた扱ってみようってなったんでしょうね。まあ、ビラ配りをさせることが良いかどうかは意見の分かれるところでしょうが、さゆが「やりたい人〜?」って聞いて、あれだけハシャいで明るく手を挙げている様子を見たら思わず笑顔になってしまいますよね。今の9・10期は、「何でもやってやるぞ!前に前にいくぞ!」という前向きな波動に満ち溢れていて、そしてさゆもれいなもそれを上手く引き出していて、本当に応援したくなる存在ですね。この勢いはこれからグングン加速してもっともっと楽しませてくれそうです。


 

 先週末は休暇を利用して大阪のハロコンに全て参戦してきたのですが、娘。もベリキュースマイレージ真野ちゃんも、みんなみんな素晴らしかったです。歌やダンスはガチで口パク一切なし!トークもさゆやももちが中心に面白く(岡井ちゃんがトークをまわせるのが新鮮でした!)、愛佳のMCも耳に心地よく、touma参戦史上最も楽しかったハロコンと言っても過言ではありませんでした。つんくとメンバーのトークビデオもまじで面白かったですね。ここ何年もハロコンのDVDは購入してこなかったのですが、今回のは絶対購入いたします。それぐらい楽しいコンサートでした。
 

 

 アイドル界のみならず芸能界全般においてもここ数年はマイナーに追いやられてしまった娘。とハロプロですが、昨年の秋ぐらいから少しづつ潮目が変わり出しているようで、ガキさんの卒業前あたりからそれが加速してきているように感じているのはtoumaだけではないでしょう。もちろんテレビをつければAKBAKBの毎日なのは変わりませんが、地下水脈が静かに、しかし確実に染み渡るように娘。もハローも盛り返してきていると思います。
 toumaは娘。ヲタなので他のグループを語ることはできないので、娘。に限ってお話ししますが、この今の娘。の勢いの始まりは、「この世界の地球の平和を本気で願っているんだよ」のシングルが一つの転機のように思います。これと「彼と一緒におみせがしたい」のPVの出来は、その前作までと明らかに変わっています。もちろんonly youも良曲ではありますが、いわゆるプラチナ期(toumaはあまりこの呼び名は好きではありませんが)の流れをくむ、前方から見たフォーメーション重視のPVがこのonly youまで延々続いていて、正直それまでは、作り手の情熱が感じられず惰性で作っているっぽい感じが否めませんでした。ですが「この世界を」からは、明らかに映像もフォーメーションも衣装もガラッと印象を変えた秀逸な出来となっています。そして同時シングルの「彼と一緒に」がこれまたまったく対局にあるアニメ風のPVで、これがまた素晴らしく独創的な出来となっています。このあたりから曲調も世間に対して耳になじむものとなっていて、ヲタの間では不評のピョコトラですが、前作とまったく被らず、他のどのグループもやらない内容となっていることに、作り手の攻めの意識を感じました。その流れが「恋愛ハンター」から今回の「one two three」へと繋がっています。はっきり言って今の娘。のPVは面白いです!

 
 娘。ヲタのtoumaですが、正直プラチナ期の曲は数回聞いたら終わり、ということが多かったのは事実です。コンサートでは盛り上がるし、決して嫌いではないのですが、それでも繰り返し繰り返し聴いた娘。の曲ではないのは厳然たる事実です。結構女性はこの時期の曲が好きでファンになった方が多いようで、現役メンバー達もこの時期の曲を聴いて娘。が好きになったというので、男と女の違いがあるのかもしれませんがね。
 しかし今回の新曲「one two three」は、それはもう鬼のようにヘビロテしております。こんなに聴きまくっている曲は、娘。以外でもこの1年ほどないですね。本当にこれは娘。を語る際に欠かせない曲になることは間違いありませんね。

  
  

 2008年から2009年以降、娘。はAKBにその座を抜かれるわけですが、その要素は様々あったと思います。娘。自体がマンネリと受け止められだしていたでしょうし、OGの不祥事もあったでしょうし、ドリ娘。以前からOG枠でのみの出演ばかりで現役の存在感が薄まってしまったこともあったでしょうし、何よりAKBは複数事務所の連合体ですから、業界を挙げて推していましたし、まあよく言われる電○のバックアップもあったでしょう。
  でも、そうしたものをひっくるめても、この時期のAKBの楽曲には訴求力がありました。世間を振り向かせる楽曲がありました。そして秀逸な出来のPVがありました。「また聴きたい!また見たい!」と思わせる力がありました。それはまぎれもない事実だったと思います。そしてそこに立ち上げの時のエピソードやメンバー同士の関係性、それぞれの個性などが交じり合って、世間一般に訴える大きなうねりが出来上がっていきました。マスコミの推しもあったでしょうが、その風を起こすだけの力が楽曲にありました。
 逆にこの時期の娘。には、CDを買ってでも聴きたい!、お金を払ってダウンロードしても聴きたい!、コンサート会場に足を運んで聴きたい!と思わせる楽曲がありませんでした。この時期の曲が好きだっていう方ももちろんいるでしょうし、そうした方の意見は当然尊重されるべきであって、これはもちろんtouma自身のことであるのは重々承知した上での発言とお許しください。
 でも、真正の5期ヲタであるはずのtoumaが、愛ちゃんがリーダーでガキさんがサブリーダーのこの時期の後半に、娘。コンから足が遠ざかったのは事実です。もちろん仕事や私生活での変化が大きかったのが一番ですが、でもそれを吹き飛ばしてでも現場で聴きたい!と思う曲があれば必ず参戦していたはずです。楽曲の良さこそが勝負!これはまぎれもない事実です。売上枚数というより、購入した人がどれだけの回数聴いたか、PVなら観たか、が重要なのではないでしょうか。

 
 

 そういった観点からみると、今の娘。は良いですね。今回のハロコンもフル参戦したのは、とにかくコンサート会場で「one two three」を聴きたい一心からでした。結果的に他のハロメンの曲も楽しく聴けて良かったわけですが、コンサート会場に複数回足を向けさせたのはまぎれもなく「one two three」のおかげでした。
 


  逆にあちら側のほうの曲なんですが、なんかどんどんつまらなくなってきています。特に最新曲は、売上こそ記録更新ですが、どうも印象が薄いですね。さらにPVにいたってはちょっと酷いレベルですね。
 水着を着て海辺で集団で踊るってパターン、これで何回目ですか。いくらなんでも工夫が無さすぎでしょう。それでも一応それまでのは、パターン化しつつもそれぞれに見どころがあったのですが、今回のはちょっと頂けないですね。秋元康はともかくとして、他のスタッフが完全に守りに入っているようですね。新しいものを創ろうという情熱がまったく感じられないのはかなり問題だと思います。
 toumaは、あちら側のはCDやDVDこそ買っていませんが、iTunesでダウンロードして観ていました。が、今回はプレビューを観て購入を辞めまして、それ以降もユーツベも含めてまったく観ていないです。逆に娘。はユーツベ動画で様々なコンテンツが上がって毎日のように観ているのと大違いです。何度も言いますが、つい1年前ほどは逆にあちら側の動画やPVを観ていて娘。の方が少ないくらいだったので、これは変化と言ってよいのではないでしょうか。あちらさんはたくさんの音楽番組にも出ていて華やかなんですが、口パクばっかりで、どうも感情移入ができないんですよね。もともと娘。以外のアイドルにもアーティストにも入れあげる気はないのですが、娘。が停滞している間隙をぬってスッと入り込んできただけでもtouma的には凄いことだったのですがね。
 完全に娘。の現場に復帰した今となっては、それも遠い遠い昔の出来事のようです。


 

   良い歌と良いパフォーマンスを真っ正直に届ける。あたり前のことを当たり前に行うことが今の娘。の力となり、今や新たな追い風を自ら興し始めています。この流れを大切にして、さらなる大きな突風にしていきたいですね。今の娘。達なら可能ですし、ヲタもファンも含めた界隈が熱く結束しつつある今がチャンスです!


   

 反撃ののろしは上げられました!あとは戦うのみですね!