「ディートリッヒ」観てきました

  昨日「ディートリッヒ」観劇してきました。ガキさんの出演舞台はこれで今年4回目です。「みのり」2回、「タンブリング」1回、そして今回のディートリッヒです。いやあ、自分の人生でこんなにも立て続けに演劇を観たのは初めてです。それもこれもガキさんのおかげですね。来年年明け早々にも舞台出演が決まっているようで、ホントこのまま演劇通になりそうです。
 こんばんは、toumaです。

 
 いやあ、「ディートリッヒ」の舞台で歌い踊るガキさんがホント頼もしかったです。そうそうたる出演者達の中で最年少での出演でしたが、ディートリッヒの娘役をしっかりと演じていましたよ。まだ幼いころから、戦後マネージャーとして母親を支えるようになる年までの役でしたが、ガキさん的には幼いころの演技に注目して観て欲しいとパンフレットで述べていましたが、touma的には納得の良い演技でした。
 もちろん技術的なことはtoumaは素人ですし、その素人目から観ても主演の和央ようかさんなどとは比べるべくもないのですが、今必要とされることをしっかりと発揮している様子はヲタとして誇らしかったですし、観劇された大多数の方達にも好印象だったのではないでしょうか。
 千秋楽までまだまだ公演は続きますし、日々大きな成長を遂げていける期間だと思いますので、ぜひ頑張って欲しいですね。


 さて、昨日の青山劇場ですが、宝塚ファンと思われる方々で埋め尽くされておりました(笑)。40歳以上の奥様方がほとんどで、男性はごくわずかでした。ご夫婦でいらっしゃっている男性以外はほんとうに極々少数でした。どれくらい少数かと言いますと、お手洗いがガラガラだったと言えばお分かりいただけるかと。初日は結構新垣界隈の方達もいたようですが、二日目以降の平日の昼間ではなかなか難しいですよね。先日のタンブリング若い女性が多くて圧倒されましたが、今回はお母様方に囲まれた感じでさらに圧倒されてきました(笑)
 娘。が15年の歴史を誇るといっても、宝塚の前では子供のようなものですし、親子2代どころか3代4代と応援されてきた方も多いのですから、その厚みたるや想像を絶するものがあるのでしょうね。会場を埋める女性達を見てそう思いました。

 
 今回toumaが劇以外で感動したのが、フィナーレを終えた後でした。カーテンコールがあって、アンコールでのカーテンコールも終わり会場が明るくなり、これで終わりだなあと思って帰ろうとしたら、明かりが灯っていても拍手が全然鳴りやまないんですよね。そしてその拍手に呼び込まれるように再び和央ようかさんがステージに現れまして、そこで歓声があがりスタンディングオベーションとなりました。和央さんが共演者を呼んで三度目のフィナーレとなって、そして最後に和央さんが捌けていくその最後の最後まで拍手が鳴り続けていました。
 これが今回だけの特別なことなのかというと、そうではなさそうでして、おそらくこれが宝塚ファンの流儀というかお約束なのではないかと推察しました。和央ようかさんとファンとの間に固い信頼関係が出来上がっていて、3時間近い舞台を楽しませてくれた和央さんと共演者の方達への敬意の表し方としてのファンの表現行為だと思いました。
 

 toumaはそこに宝塚劇団の長い歴史と厚みを感じ取りました。長い間培われてきた演者とファンとの間の信頼関係の分厚さの一端を垣間見た思いでした。宝塚を卒業された後もこうして熱心に応援してくれるファンの存在は素晴らしいですよね。宝塚のトップスターだった方が舞台で主演をされることが多いのも納得しました。これだけのファンを平日の昼間に集客できるのは並大抵のことでは不可能ですよね。ちょっと人気のテレビ女優が出演したってこれだけ長期の舞台を満員にし続けるのは不可能でしょうね。宝塚は芸能界の一大勢力であり、そして日本の財産でもあるんだと改めて認識いたしました。

 
 こうしてみると、まだまだ娘。もハロプロも、そしてヲタも駆け出しですね(笑)。でも本当に素晴らしい関係だなあと思いましたし、見習うべき点も多々あると感じましたね。20年30年先も娘。なりハロプロが続いていったらこうなれるのでしょうかね。そうなったらいいですね。

 
 とにもかくにも、こうした素晴らしい舞台に立つガキさんに心からエールを送りたいですし、ぜひとも多くのことを吸収してさらに成長していって欲しいですね。