業深きヲタゆえに思うこと

 娘。の2014年秋ツアーも折り返しに入りました。toumaはこれまで、名古屋、仙台、武道館2days、そして今回の静岡と参戦しております。『そんだけ参加していたならレポの一つもあげろやっ!』とみなさんからお叱りを受けそうですが(汗)、いかんせん少ない休みを全て参戦にあてておりまして時間が無いんですよ。仕事のある日は朝は早いは夜は遅いわで、帰宅後にちょっと娘。の記事をネットで追っていたり、リリウムのDVDを鑑賞しているとあっという間に眠くなってしまいまして(笑)。ブログを書くネタはたくさんあるのですが、今は書いて世の中に発信したいという欲求よりも、あらゆる娘。関連の情報を自らの中に取り込みたいという欲求の方が勝っております。なので今後もしばらくは更新が僅かになると思いますが、毎日元気に娘。第一の人生を送っておりますのでご安心くださいませ。
 こんばんは、toumaです。

 
 さてさて、昨日は静岡公演のために遠征しておりました。実際には前日の仕事終わりから新幹線に飛び乗って前乗りして、公演後も泊まって本日の午前中に帰宅した次第であります。ご存じの通り静岡公演は、台風の影響で昼のみ開催されて夜は中止となったわけですが、実際その場にいた身から言わせていただきますと、台風は全然酷くなかったですよ(苦笑)。雨は降っていましたが、風もそこそこって感じでしたし、実際夜公演が無くなったので飯を食ってから20:30ごろにホテルに戻ったのですが、雨も風も全然大丈夫でしたからね。
 この日の天気よりも酷い天候の中でコンサートに参加したことなんていくらでもありますよ。なので運営側がギリギリまで公演中止に踏み切れなかったのもよく理解できます。なにせ今回はさゆのラストツアーなわけですし、中にはこの1公演しか参加できない方もいたでしょうし、なんとか開催したいと思うのは当然だと思います。まあ今回は電車の運行中止が公演終了前になってしまうのが決定的な中止の要因だったと思いますし、帰宅難民なんて出したらそれこそさゆのラストツアーに泥を塗ってしまうわけですから仕方ないですね。

 どうも今回の台風では、前回の広島の土砂災害の避難勧告が遅れたことに非難が集中したことに対する予防というか、先に先にと勧告しとこうという意識が自治体や交通機関に働いたように思いますね。もちろん何かがあってからでは遅いですし、最近は予想以上の被害が起こりがちなので用心に越したことはないのですが、あまりに度が過ぎるとオオカミ少年になりかねませんからね。難しいところです。


 
 そんな夜公演中止に際してメンバーがロビー入口で挨拶をしてくれたのですが、toumaは少し遅れて会場に着いたのでさゆの挨拶は聞くことはできませんでした。でもまーちゃんが『1ミリも怪我しちゃダメだからねっ!』って地声で叫んでいたのは聞こえました。とっても心がほっこりしましたよ。最後メンバーが帰る際には『娘。最高!!』のコールが沸き起こって、くどぅとさくらちゃんが一瞬で泣き出しちゃいました(笑)。他のメンバーも泣いていたようですが、人が多くて全てを観ていないのでいい加減なことは言えませんが、メンバー全員のファンに対する思いやりの気持ちは伝わってきました。
 12期の4人もその場にいて手を振っていました。彼女達がこの光景を見てどう感じるかも少し考えちゃいましたね。もちろん感動したでしょうし、温かいファンに支えられているんだと自覚してくれたら嬉し限りですが、同時に1回の公演の持つ厳しさだったり、あるいはファンの側の欲求の強さや一種の傲岸さも感じ取ったかもしれませんね。
 娘。メンバーとファンとは固い信頼関係で結ばれていますし、それは誇れることではあるのですが、やはり我々ファンの側にも様々な考えや感情があるわけでして、時にはその想いの強さが暴走したり歪んだ行動に出てしまうこともあるわけです。それは別に一部の迷惑ヲタにのみ存在するのではなくて、自分も含めた全てのファンの中に多かれ少なかれ存在する『業』であると思っています。
 

 大切なのはその『業』をいかにコントロールできるかなのでしょう。もっと簡単に言えば『大人として行動する』ってことでしょうか。いい歳をしたおっさんがアイドルを追っかけておきながら『大人になる』、も無いでしょうが(笑)、でもモーニング娘。なりハロプロが今後も上質のエンターテイメントとして向上していくためには、我々ファンの言動もより大切になっていくのですよね。
 まあ、難しいことではなくて、今回にしても台風の中で参加しているんだから、まあ中止もありうると考えて現場に行けばいいのですし、中止になったらさっさと帰宅すればいいだけなんですよ。メンバーだって人間なんだから好き嫌いはあるし体調の良し悪しだってあるし、だからメンバーが気持ち良くパフォーマンスする環境を作り上げていく責務が観る側にだってあるし、一緒に観ている周りの人達の事を考えた行動を取る義務だってあるし、金を払っているなら何をしても許されるわけでは無いという、ごくごく当たり前の常識を持って参加すれば良いだけです。こうした常識力を高めていくことが、結局は自分達の愛するグループの活動に寄与することを自覚したいですよね。


 
 まあ、少し堅苦しい内容になってしまいましたが、今回参加した静岡昼公演が本当に素晴らしい公演だったこともここは言及しておきたいと思います。メンバーも途中で凄く盛り上がっていると言っていましたが、touma的に過去に参戦したホールクラスの公演の中でも3本の指に入るくらい素晴らしい公演だったと断言できます。
 ツアーの半ばに差し掛かって余裕が出来てきたことに加えて、武道館2daysやニューヨーク公演を大成功させた自信がステージにみなぎっていて、本当にパワフルな公演であったと思います。今の娘。の魅力は何と言ってもその歌唱力にあります。それを一糸乱れぬフォーメーションダンスの中で披露していることの凄味を感じさせてくれます。これは一朝一夕に出せるものではなく、生の公演を重ねていくなかで初めて出せる魅力であり、今の10人のモーニング娘。は一つの頂点に差し掛かっているのが良く感じ取れます。娘。の17年の歴史の中でも特筆すべき時期であると断言できるでしょう。おそらく残り1か月で最高のモーニング娘。と言われるまでに成長することでしょう。
 
 でもそれはその一瞬で消滅してしまうのです。さゆの卒業時に頂点に達した娘。は、その次の日から新人4人を迎えてまた1から作り直しとなるのです。歌もダンスも全てがレベルダウンしてしまうのです。何というグループなのでしょうか。頂点に達する時間の何と短いことでしょうか。地道に作り上げていく時間のなんと膨大なことでしょうか。その果てしない破壊と再生の繰り返しこそがモーニング娘。なのでしょう。それこそが娘。の最大の魅力なのでしょう。

 
 今、まさに一つの頂点に達しようとしている10人の娘。達と、そこに加わって活躍することを夢見る新人4人と、そしてそこに夢を託して去っていこうとする1人がいます。いろいろな感情が混ざり合ってぐちゃぐちゃですが、心の底から言えることは、娘。のファンで良かったということです。今この時この瞬間のモーニング娘。以上のエンターテイメントをtoumaは知りません。
 今はとにかく11月26日まで突っ走りましょう。

 そしてその後は・・・・その後に考えます!(笑)。